米国株を最もお得に買うには?委託手数料対比と海外証券会社の手数料徹底比較

台湾投資者が米国株式市場に参入する際に直面する最初の課題は、取引ルートの選択です。異なる投資方法には、それぞれ全く異なるコスト構造が隠されています。本記事では、米国株を購入する二大ルートの手数料構成を詳しく解説し、最もコストパフォーマンスの良い取引プランを見つけるお手伝いをします。

米国株購入の二つの道:複委託 vs 海外証券会社

台湾で米国株を買うには主に二つの方法があります。一つは国内証券会社の複委託サービスを利用する方法、もう一つは海外証券口座を直接開設して自分で取引する方法です。これら二つのルートにはそれぞれ長所と短所があり、あなたの投資習慣や資金規模によって適した選択が変わります。

複委託取引とは何か?

複委託(Sub-Brokerage)の正式名称は「外国有価証券の受託売買業務」です。簡単に言えば、国内証券会社で口座を開設し、米国株やETFの売買を委託する仕組みです。委託注文は二段階を経るため、「複委託」と呼ばれます—まず国内証券会社に送信され、次に海外の取引所に転送される仕組みです。

この方法の最大の利点は、台湾ドルで直接取引できる点です。為替換金の手間が省け、国内証券会社が自動的に処理します。また、台湾の金融監督管理委員会の規制下にあるため、資金の安全性も確保されています。ただし、その代償として手数料は比較的高めで、取引金額の0.15%~1%程度が一般的です。

海外証券会社での取引とは何か?

海外証券会社は、台湾の証券会社と同じように米国株を取り扱いますが、取引対象が米国株だけです。口座を開設し、直接注文・取引を行います。中介を経由しないため、手数料はゼロまたは非常に低く設定されていることが多く、頻繁に取引を行う投資家にとっては魅力的です。ただし、為替の換金や送金の手続きは自分で行う必要があり、やや手間がかかる点がデメリットです。

米国株購入の手数料には何が含まれるのか?

複委託取引のコスト構成

複委託で米国株を買う場合、かかる費用は大きく二つに分かれます。

  1. 証券会社が直接徴収する費用

    • 取引手数料:主なコストで、0.25%~1%程度。ただし、最低手数料(25~100米ドル)が設定されていることが多い。例:1000ドルの株を0.3%で買うと手数料は3ドルだが、最低手数料が25ドルの場合、実際には25ドルを支払うことになり、手数料率は2.5%に跳ね上がる。
    • その他のサービス料(送金手数料、口座管理料など)は比較的少ない。
  2. 取引に隠れた第三者費用

    • 取引所の手数料:米国証券取引委員会(SEC)は売却時に0.00051%の手数料を徴収。
    • 取引活動費(TAF):米国金融業規制局(FINRA)が徴収し、売却時に適用。1株あたり0.000119ドル、最低0.01ドル、最高5.95ドル。

これらの第三者費用は多くの場合、手数料に含まれており、投資家は個別に確認しにくい仕組みになっています。

海外証券会社の取引コスト構成

海外証券会社を利用した場合、コストはさらに多様です。

  1. 証券会社からの費用

    • 取引手数料:多くの主要証券会社は手数料無料を謳っていますが、一部は料金を徴収。
    • 融資金利:信用取引(レバレッジ)を利用する場合、金利がかかる。
    • 為替手数料:台湾ドルを米ドルに換える際、銀行が0.05%の手数料を取ることが多い(最低手数料100~600台湾ドル)。
    • 送金手数料:台湾から海外証券口座へ送金する際、銀行により100~900台湾ドルの手数料。
    • 出金手数料:一部証券会社は出金時に10~35米ドルを徴収。
  2. 第三者費用

    • 複委託と同じく、取引所の手数料や取引活動費がかかる。

配当金の扱い

どちらの方法でも、米国株の配当金には30%の源泉徴収税がかかります(一部は還付可能)。

主要複委託証券会社の手数料一覧(2025年)

証券会社 取引手数料 最低手数料
富邦証券 0.25%~1% $25~$50
国泰証券 0.35%~1% $29~$39
永豐証券 0.5%~1% $35~$100
中信証券 0.5%~1% $35~$50
群益証券 0.5%~1% $35~$50
玉山証券 0.4%~1% $35~$50

主流海外証券会社の手数料比較表

証券会社 取引手数料 最低手数料 出金手数料
Mitrade 0円 $0 無料
Interactive Brokers(IB) $0.005/株 $1 無料
富途証券 $0.0049/株 $0.99 無料
First Trade 0 0 $25
Charles Schwab 0 0 $15

為替・送金費用の参考

主要銀行の送金コスト(単位:新台湾ドル):

銀行 費率 電報費 最低手数料 最高手数料
台湾銀行 0.05% 120 800 2000
フェデラル銀行 0.05% 100 800 3000
台北富邦銀行 0.05% 100 800 3000
台新銀行 0.05% 120 800 3000

実際のコスト比較例:最もコストを抑える組み合わせ

  • 複委託:富邦証券(0.25%の手数料)
  • 海外証券:Mitrade(手数料無料)
  • 為替・送金:台湾銀行(0.05%)
送金額 複委託手数料 電報費 送金コスト 海外証券合計
US$1000 US$2.50 US$3.33 US$3.34 US$9.17
US$3000 US$7.50 US$3.33 US$3.34 US$14.17
US$6000 US$15.00 US$3.33 US$3.34 US$21.67
US$10000 US$25.00 US$5.00 US$3.34 US$33.34
US$20000 US$50.00 US$10.00 US$3.34 US$63.34

(為替レート:1ドル≈30台湾ドル)

この表からわかるのは、一度の取引金額がUS$6000を超えると、海外証券の方が明らかに安いということです。

ただし、これはあくまで単一取引のコストです。頻繁に取引する場合はどうなるでしょうか?

例:US$10000で4回(買いと売りを各2回)取引した場合

  • 複委託:最低手数料は4回で合計US$100(各US$25)
  • 海外証券:手数料無料、為替・送金は一度だけなのでUS$11.67

このように、頻繁に取引を行う投資家は海外証券の方がコストを抑えられる可能性が高いです。

投資者のタイプ別選び方

少額資金・頻度少なめの投資家は複委託を選ぶ

  • 投資金額がUS$3000以下
  • たまに取引する程度
  • 為替や手続きの手間を省きたい
  • 監督の安心感やローカルサポートを重視

資金が多く・頻繁に取引する投資家は海外証券を選ぶ

  • 一回の取引がUS$6000超
  • 市場への出入りが頻繁
  • 為替手続きは自分で行いたい
  • 投資対象の選択肢を広げたい

中程度の資金・定期投資派は両方の選択肢を検討

  • 取引頻度や手数料に対する感度次第
  • 定額で米国株を買うなら海外証券の方が有利

まとめ

米国株の購入方法は多く見えますが、実際のポイントは「便利さ」と「コスト」のバランスです。複委託はシンプルで便利であり、気軽に取引したい投資家に適しています。一方、海外証券は手数料が低いため、一定の投資経験や頻繁な取引を行う人に向いています。自分の投資スタイルや資金規模に合った最適な選択をすることが、最もコストを抑えるコツです。

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