市場に広まっている言葉に「取引量がなくてホットな話題もない通貨は、上昇は反発であり、下落は熊市だ」というものがある——これはBCHの最近の4時間足チャートに当てはめると、ほとんど反論の余地がない判断だ。

昨日の相場観察中に気づいた細かい点：BCHは631の尖ったトップから急落した後、狭い三角保ち合いのレンジ内でじっと動いている。現在は593付近で、上にも下にも抜けられずにいる。右側の委比（買いと売りの比率）データは+0.67%を示しており、表面上は買い手が少し優勢のように見えるが、実際の注文規模は寂しいもので、大口のまともな注文も見当たらない。これはまったくブレイク前の仕込みの兆候ではなく、むしろ流動性維持のために市販業者が適当に注文を出しているだけのように見える。

偶然にも、最近BCHコミュニティの議論についての話を見かけた——ちょうど意見が分かれている最中だ。プロトコルのアップグレードか、ブロックサイズの調整か、コミュニティ内で何日も議論しても結論が出ていない。別の角度から考えると、内部で合意できていないプロジェクトに投資家が本気で資金を投入できるだろうか？去年LTCも似たような騒動を経験し、その時は内部分裂が起きて、株価は120から60まで直下落し、その後3ヶ月間横ばいを続けてゆっくりと回復した——これが内部混乱が通貨価格に与えるダメージだ。

資金の流れを見るとさらに明らかだ。ここ数日、DeFiセクターのホットマネーはすべてSOLエコシステムの新プロジェクトに集中している。NFT市場ではAzukiが再び盛り上がり、20%以上の上昇を見せている。このようにホットな話題が次々と移り変わる環境下では、BCHのような古参の通貨は自然と冷遇されてしまう。

テクニカル指標もこれを裏付けている。RSIは39の位置にとどまり、売られ過ぎのサインも反発の勢いも示していない——これは典型的な衰退局面を示し、市場の関心が確実に薄れてきていることを意味している。