グローバル資産運用大手のブラックロックの最新動きが注目を集めている——彼らは既にSECにiShares Staked Ethereum Trust ETFの申請を提出した。この計画は非常に大胆だ：手持ちのETHの70%〜90%をステーキングに投入し、オンチェーンの収益を直接得て投資家に分配する。

数字がすべてを物語る。ブラックロック傘下のETHA現物ETHファンドは既に370万ETHを超えており、現在の価格で約110億ドルに相当する。そして、彼らのIBITビットコインETFは2025年にさらに勢いを増している——純流入額は250億ドルを超え、市場の変動にもかかわらず世界のETF流入トップ6に安定して位置している。さらに、グレースケールのGBTCと比較すると、ブラックロックのビットコイン戦略は伝統的な金融商品を追い越している。

さらに興味深いのは、ブラックロックのリーダーであるLarry Finkの態度の変化だ。かつては暗号通貨に懐疑的だった彼が、今や公にビットコインは合法資産であると表明し、ETHのステーキングにはチャンスがあるとし、トークン化資産（RWA）が兆ドル規模の金融市場を再構築すると語っている——これは単なる口先だけではなく、背後には具体的な戦略がある。ブラックロックの総暗号資産保有額は既に1000億ドルを超えている。

機関投資家の参入は単なる買い増しにとどまらない。もし2024年が機関の布陣の始まりだとすれば、2025年からは本格的な加速段階に入る。ステーキング収益、現物エクスポージャー、RWAの展開——ブラックロックは多次元的に同時進行しており、このペースは一体何を意味するのか、皆さんはどう考えるだろうか？