皆さんに注意喚起です：取引履歴から直接アドレスをコピーして送金する習慣は絶対に避けてください。リスクは想像以上に高いです。

最近、大口のユーザーが大きな損失を被りました。事の経緯は以下の通りです—

彼はヘッジ取引所から5000万USDTを引き出した後、慎重に操作を行いました：50 USDTを使ってテスト送金をしたのです。結果、その50 USDTは無事に到着し、問題なさそうでした。

しかし、その時フィッシング詐欺師の動きは信じられないほど迅速でした。彼らはターゲットのアドレスと最初と最後の3文字が全く同じウォレットアドレスを生成し、そのアドレスに0.005 USDTを送金しました。

ここで事態が一気に悪化しました。大口ユーザーは正式な送金時に、最近の取引履歴から直接コピーしてしまい、よく確認しなかったため、5000万USDTがそのままフィッシングアドレスに送られてしまったのです。

フィッシング詐欺師の反応は非常に素早かったです。資金を受け取るとすぐにDAIに換え（これは凍結リスクを回避するための手法です）、その後すべてのDAIを16624個のETHに一括交換しました。最後に、これらのETHはプライバシー保護プロトコルを通じて完全にブロックチェーン上から消え去りました。

今振り返ると、ただの普通の中間取引のように見えましたが、実は命に関わる危険な行為だったのです。アドレスの確認や拡大鏡を使った前後の段階の検証など、これらの予防策は決して無駄ではなかったと今では痛感しています。