最近几天の相場はまさにジェットコースターのようだ——深夜にビットコインは9万ドル超から一気に85,000ドル付近まで叩き落とされ、イーサリアムは3,000ドルの節目で行ったり来たり。強気派は完全に崩壊したわけではないが、かなり苦しい展開を強いられている。

この動きの背後にある論理は実は非常に明快だ。市場は常に古典的なパターンを繰り返している：「ニュースが実現する前に過熱し、確認されたら一斉に売りに走る」。先週の米連邦準備制度理事会（FRB）の動きも同じパターンだったし、ここ数日も同じシナリオが続いている。

**日本銀行の利上げについてどう見る？**

日本銀行は予定通り25ベーシスポイントの利上げを行い、金利を0.75%に引き上げ、30年ぶりの高水準となった。しかし面白いのは、市場の反応がそれほど過剰ではなかったことだ。問題は——この靴は市場がすでに1ヶ月間待ち続けており、皆が心理的に準備を整えていたことにある。実際、過去の日本銀行の利上げはビットコインに20%以上の大きな調整を伴ってきたが、今回は全く異なる状況であり、すでに十分に織り込み済みだ。

実際に市場を押し下げたのは、むしろFRBの関係者が放ったシグナルだ。彼らは今後、積極的な金融緩和は行わず、利下げペースも「穏やか」になると示唆している。つまり、市場は本来、ハト派的な救済策を期待していたが、実際にはそこまで積極的ではなかった。この「予想外の展開」が、真の売り圧力の核心だ。

**次に何を見るべきか？**

マクロ経済の短期的なネガティブ要因はほぼ解消されたと見て良い。日本の利上げ実施とFRBの明確な姿勢により、あとは何かブラックスワン的な出来事が起きない限り、市場の焦点はテクニカルに戻るだろう。

恐怖・貪欲指数はすでに16まで下落し、極端な恐怖ゾーンに入っている。この極端な感情のピークは、歴史的に見て反転のサインとなることが多い。