12.10

11日午前3時の米連邦準備制度理事会（FRB）の金利決定は、25bpの利下げが高確率で実施される見込みです。注目はドットチャートとパウエル議長の発言です。
25bpの利下げ：88%
据え置き：11%
50bpの利下げ：1%
昨日最大のニュースは、アメリカが中国へのNVIDIA H200の販売を許可したことです。これは両国の蜜月期間が続いていることを示しており、当面は米中貿易問題をあまり考えなくて良い状況です。また、トランプ氏が25%の手数料を取れる余地も残されています。それ以外にも、空席ポストの増加データが米国経済がそこまで悪化していないことを示唆しています。
さらに、暗号資産業界にとってはイノベーションが始まっています。本日、OCC（通貨監督庁）監督下の米連邦銀行が、無リスク元本型の暗号資産取引を正式に許可しました。つまり、銀行が一部の取引所の役割を担い、暗号資産取引を提供できるようになったということです。これにより一部の取引所の収益は減少するかもしれませんが、業界全体としては大きな発展です。結局のところ、銀行は規制された取引所に相当します。

BTC
ビットコインは昨日急速に反発しましたが、重要な水準である93,900ドルをしっかりと突破できていません。ただし、4時間足レベルで底値が徐々に切り上がっているため、今後注目すべきは日足レベルでこの位置をメインチャート・サブチャートともに維持できるかどうかです。上昇を継続するためには93,900ドルをしっかりと突破する必要があります。まとめると、日中は90,000ドルを割らない限り依然としてレンジ上昇が続く見通しです。サポートは90,950-90,000ドル、レジスタンスは93,900-97,000ドル。

ETH
イーサリアムもこの反発はまずまずの強さです。現状のチャートを見ると、小さな調整はあるものの下落幅は大きくないでしょう。日中は3,200ドルの水準に注目し、ここを割らなければ引き続きレンジ上昇が期待できます。最近は値動きが大きくなっているので、チャートに対する感度を高めてください。今夜の未明のニュースが値動きの継続を後押しするか注目しましょう。サポートは3,200-3,140ドル、レジスタンスは3,360-3,430ドルです。